新しい社会秩序のご提案
「世界秩序SIRASU」は、新しい社会秩序です。
○ 社会秩序の定義
人間関係 と 人間行動 の「通常の」あり方を保持・継続・実行する為の社会構造 ・社会制度・ 社会活動 の関連の集合
さて、SIRASUは、これまでの社会秩序とどう違うのでしょうか。
最も大きな違いは「支配」と「自由」です。
これまでの社会秩序
「支配」を前提とした善悪と身分で分断した世界
秩序は維持されますが、様々な弊害により多くの社会問題が生じます。
SIRASU
「自由」を前提とした個性の発揮により高い生産性が期待される世界
好き勝手にならないよう、各々が「個の意識」と「集合的無意識(全体の意識)」を自分の中で擦り合わせる必要があります。
なぜ、これまでの社会秩序は「支配」なのか
「支配」について考える為、時は原始に遡ります。
私達の先祖であるホモサピエンス(現生人類)は、厳しい自然の困難を乗り越える為に結束し、生き延びることができました。
しかし、ネアンデルタール人をはじめとする他の人類は、生き延びることができませんでした。
違いは何でしょうか。
ホモサピエンスは、フィクション(虚構)を用いて結束できたと考えられています。
ここで言うフィクションとは「神話」や「伝承話」のことを指します。
人々は結束の為、フィクション(神話や伝承話)を用いてきましたが、大きく変化する時が来ます。
「稲作」の登場です。
人々は、自分達の土地を守る為に「より多くの人間をまとめあげられる力のあるリーダー」を求めました。
ここで「所有の概念」と「支配者」が誕生します。
元々、人々は自ら支配されることを望んだのです。
はじめは、実力からリーダーとなった者が社会秩序の維持のために、その役割は子・孫へと引き継がれていきます。
リーダーのポジションは世襲化され、長い時を経て「身分」となります。
それは、社会秩序の維持のために、とても有効なしくみでした。
そして、世の東西を問わず「貴族」が登場しました。
ひとたび「支配者」となった者達は、子孫にもそのポジションを残そうとします。
その過程で生まれたものが「国」であり、権力の維持のために利用されたものが「宗教」や「貨幣」です。
「国」「宗教」「貨幣」これらもまたフィクション(虚構)であり、社会秩序です。
西洋では、民主主義のもと貴族や王族などの特権階級が打倒され、富裕層が新たな「支配者」となります。
そして、帝国主義時代・二度の世界大戦を経て、世界はグローバル化し「支配」は世界規模となりました。
「格差」もまた世界規模となりました。
なぜ、SIRASUを提案するのか
文明の発展など、現代に至るまでの社会秩序の恩恵は計り知れません。深い感謝の意を表します。
しかし、一方で、世界の閉塞感や分断、環境問題、核の脅威など、多くの課題を残しているのも事実です。
このままでは、人類に突きつけられた課題を解決できません。
そこで、この困難な状況を乗り越える為に「支配」の為ではなく、稲作が登場する前の時代の人々が用いた神話をベースにしたフィクションを生み出すことにしました。それがSIRASUです。
人々が、何者にも縛られることなく「自由」に生き、各々の個性を発揮し、よりよい未来を築く。
人々を、これまでの社会秩序(フィクション)から解放するために、SIRASUは誕生しました。
では、SIRASUとは一体何なのでしょうか。
以下、SIRASUについてご説明していきます。
「日本神話」をベースにしたフィクション
SIRASUは「神話をベースにしたフィクション」だとご説明しました。
その神話は「日本神話」です。
そして、日本神話を記した「古事記」に登場する「シラス」という概念がSIRASUの由来です。
「シラス」とは「知らす」という意味
古事記において、イザナキが三貴子の誕生を喜び、アマテラスには高天原を、ツクヨミには夜之食国を、スサノオには海原を知らせ(シラセ)、と命じています。
シラセとは、相手のことを関心を持って、納得いくまで話し合いをして、よく知ることをとおして、愛と徳をベースにお互いを尊敬しあう美しい社会を創りなさい、という意味です。
この日本神話・古事記の「シラス」をベースに「SIRASUの概念」は構成されています。
SIRASUの概念とSIRASUが実現する世界
SIRASUの概念は「人々の在り方」と「社会の在り方」からなります。
「人々の在り方」と「社会の在り方」に基づくことで、
「各々が、自分の世界を信じ、相互尊重し、責任を果たし、共創する世界」
を実現できると考えています。
そして、結果として冒頭でお伝えした
「自由」を前提とした個性の発揮により高い生産性が期待される世界になり、
「支配者や核兵器に依存せずとも秩序を維持できる世界」を可能にし、
「人類に突き付けられた課題」を解決できるのではないかと信じています。
世界を変えることができる可能性
太古から築き上げられた支配構造(現在の社会秩序)を変えることは容易なことではありません。
しかし、私たち日本人は、一万年にわたり殺し合いや争いがほとんどなかった「縄文人の遺伝子」を引き継いでいます。
※ 縄文遺跡からは武器がほとんど発掘されていません
縄文人は「支配」のない「自由」な世界に居ながらも、神話を用いて、各々が「個の意識」と「集合的無意識(全体の意識)」を自分の中で擦り合わせていたので、争いが起きず、結果として武器が必要なかった、と考えています。
ここが「支配者や核兵器に依存せずとも秩序を維持できる」と信じているポイントです。
人類史の中で、一万年にわたり殺し合いや争いがほとんどなかった時代は稀有です。
だからこそ、私たち日本人には「世界を変えることができる可能性」があると信じています。
共に、立ち上がりましょう!
SIRASUが実現していくプロセスを「SIRASU物語」に記しています。